コロナで世界中の人々が恐怖と不安の中、それを追いかけるように深刻な経済恐慌がじわりじわりと我々に近づいて来ています。
僕は昔ロンドンに約8年住んでいましたが、2005年のロンドン同時爆破事件が起きた時、自分がいつも乗っていたバスもテロに爆破されました。ただ自分はその日偶然そのバスには乗っていなく、でも爆破の影響で中心地は閉鎖され、会社に通勤ができなく、携帯や電話も繋がり辛く直ぐに会社に連絡ができませんでした。当時の社長に、こんな緊急時になんで会社に来なかったんだとこっ酷く叱られ、とても大変な思いをしたのを今でも覚えています。
それでも今のロンドンの状況はそれの比ではないと現地の友人たちは言っています。テロが起きた次の日、爆破されたバスと同じ番号のバスを見ながら友達と、危なかったねー、と笑いながらPubでビールを飲んでいましたが、今の先が見えない状況は、そんな友達と笑える日がいつ来るのか予想ができないのだと思います。
そして今、深刻な経済不況が本当に来るのかどうかも踏まえ、過去の事例としてロレックスの相場は不況と共に値下がりする傾向がある中で、ロレックスは今が買い時なのか導き出し、コロナショックがロレックスの値段に影響する流れを読み取ります。そしていつ買い時なのかを予測したいと思います。
本記事の内容です。
■ コロナショックで、ロレックスは今買い時なのか?
■ そんな中ロレックスメンズ腕時計おすすめモデルは?(3つあります)
ここ最近は経済状況をしっかりと把握したいので、色々な有識者のブログ(国内外含め)や新聞などをいつも以上に読むようにしています。当然未来の事など誰にも分からないのですが、ごくごく近い先の大方の方向性は見通せるものだと思います。
今日のタイトル、「コロナショックで、ロレックスは今買い時なのか?」の結論は2つのリサーチで導き出すことができます。
- ① 過去2年間のロレックス価格推移
- ② 2008リーマンショック後の価格変動
そして結論から言ってしまうと、
今は買い時ではない
です。
それでは、なぜロレックスは今は未だ買い時では無いのか理由を書きたいと思います。
① 過去2年間のロレックス価格推移
メンズ腕時計高級ブランド代表格のロレックス。その価格変動や値段は意外と簡単に調べることができ、過去2年間のロレックス価格推移(新品)がわかれば、買い時ではない理由がわかります。その具体的な数字を挙げるには具体的なモデルを挙げましょう。
例:ロレックス コスモグラフ デイトナ 116500LN

上記のグラフから過去2年間の平均価格(青) & 最安値(赤)の推移を見ることができます。
ロレックス コスモグラフ デイトナ2点間の価格比較
- 2018/04/09 – 最安値 : ¥2,316,000
- 2020/03/30 – 最安値 : ¥2,628,900
ここから現時点の市場価格を3/30のと仮に設定し、下記の3点が見えます。
- 2019/6の価格ピーク(約300万)からは約30万ほど値下がり
- 2年前よりは未だ30万ほど高い状況
- 2020/2/24から一気に平均価格 & 最安値共に約20万値下がり
3に関してはコロナショックの影響が出て来ていると推測でき、そしてこれら3点から判断すると、今は買い時ではないことがわかります。2019年度は明らかにロレックスの高騰が見受けられ、例え現在そこから数十万値下がりしていたとしても、2018年度の市場価格から比較するとロレックス コスモグラフ デイトナ 116500LNの価格はまだまだ高値でやっと市場が落ち着いて来たと言えます。
② 2008リーマンショック後の価格変動
コロナショックはリーマンショックと同等、もしくはそれ以上の不況を世界にもたらす、「リーマン超え」と囁かれています。ただ、その2008年のリーマンショック以降のロレックスの価格推移を見れば、ロレックスが今買い時ではないのが見えてきます。
ここでも具体例を上げます。
例:ロレックス デイトナ 116520
こちらは2002年から2015年までの デイトナ Ref.116520 の新品価格の変動データです。

2008年秋から2009年にかけてグラフは急角度で落ちています。そしてそそこから約2年間の2011年の6月ごろまで価格は底値を保ち続け、白文字盤にいたっては2012年までの2年間も定価以下の値段(90万円台)で買えたそうです。そしてこの過去のデータから①で上げたリサーチ踏まえ考えると、やはり今の時点ではロレックスは買い時ではないと言う結論になります。下記はその3つのポイントです。
- ロレックス デイトナ 116520のピーク時(リーマンショック以前)と底値の差額は約50万
- 最安値はリーマンショックから一年後
- 低価格状態は1年以上続いた
➡︎ では、いつ買い時なのか?
これはすでに行った2つのリサーチ
① 過去2年間のロレックス価格推移
② 2008リーマンショック後の価格変動
から2つの軸で判断することができます。
1つ目の軸:差額
2つ目の軸:時期
差額
ロレックス デイトナ 116520のリーマンショック前の最高値とその後の最安値の差額は50万そして現在、ロレックス コスモグラフ デイトナ 116500LNの最高値と最安値の差額は30万
→ 判断基準:50万以上の値下がりが起きた時
時期
まだまだコロナショックが本格的でない今、例えピークの価格帯より30万値下がりしたとしても時期尚早と考える。特に2019年度のメンズ高級腕時計の価格高騰ぶりは他の人気ブランド及びモデルも異様なものがあり、まだまだ「見」の段階であることは確か。そして過去の事例(リーマンショック)の流れを見ると、後最低一年は焦って買う必要がないかと考えます。
→ 判断基準:今から一年後
この2つの軸のどちらかが起きた時、もしくは重なった時はまさに購入に踏み込むタイミングです。
今回は2つの違うロレックスのモデルを比較した理由としては、ロレックス コスモグラフ デイトナ 116500LNは現在、価格.comで一番人気のモデル。そしてロレックス デイトナ 116520は2008年のデータがあり、現在の超レア&プレミアモデルになる前の状態であったと言う事。
ちなみに現在から過去2年間のロレックス デイトナ 116520の価格推移(新品)は下記となり、

2019年のピークより現在約40万の値下がりですが、このモデルは近年明らかに高騰しすぎているので、現在購入判断が難しい部分があります。
2008年頃のロレックスデイトナはどのモデルもプレミア価格でありましたが、現在のロレックスはスポーツモデル全般がプレミア価格化しているので、今回のコロナショックで狙うべきモデルは、ロレックス デイトナ 116520のような超レアモデルではなく、2008年当時のロレックス デイトナ 116520のような立ち位置 & 価格帯のモデルと言えます。
そこで、
コロナショック後のロレックスメンズ腕時計おすすめモデルは、色男で決まり。
おすすめ1:GMTマスターII 126710BLNR
このロレックスGMTマスターII 126710BLNRは出たばかりの時のプレミア価格から落ち着き始めた頃のピークから現在の差額は現在20万ぐらいとなっています。2020/3/2あたりからじわりじわりと値段が下がっています。
おすすめ2:サブマリーナデイト 116610LV(グリーン)
こちらのロレックスサブマリーナデイト 116610LVはまだピーク時よりは30万ぐらいの値下がりです。2020/2/24あたりから下落し始め少し回復しています。
おすすめ 3:GMTマスターII 126710BLRO
このロレックスGMTマスターII 126710BLROは2020/3/2頃から急激に価格が下がり始め、ピーク時より50万以上値下がりが起きています。注意:市場に出たばかりのプレミア価格のピークからは計算していません。
まとめ:コロナショックで、ロレックスは今買い時ではない。
記事のポイントをあげます。
結論は2つのリサーチで導き出すことができます。
① 過去2年間のロレックス価格推移
② 2008リーマンショック後の価格変動
そこから、では、いつ買い時なのか?は2つに軸で判断します。
☆ 差額と時期
これにより購入のタイミングが判断でき、今回上げた、コロナショック後のロレックスメンズ腕時計おすすめモデルやそのほかの人気モデルを狙っていただければと思います。
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以上最後までお読みいただきありがとうございました。