今回はなぜApple Watchは買わなくてのかその理由5つです。勘違いしないでください、私はApple大好きです。iMac, Macbook, iPhone全て使っています。iCloudでカレンダー、メモ、アドレスそしてメールなどと全てがリンクできGoogleとも相性がいいですし、すごく便利。操作感もいたってシンプルでとても仕事で重宝し、私がWindowsUserになる事はまずないでしょう。ジョナサン・アイブのデザインもとても好きですし、彼がAppleのプロダクトデザイン基本概念として影響を受けていたディーター・ラムス氏も私の心の師匠として崇拝しています。
本記事の内容
Apple Watchは買うな!!その理由5つ
それでもApple Watchを買うよりも従来の腕時計を買った方が良いと私は思っています。それではその理由5つを述べて行きます。
理由 1:デザイン
2015年にApple Watchを販売されたあたりから、ジョナサン・アイブはデザインの責任者としての仕事を少しづつ離れ、そして2019年に彼はAppleを去り自身のデザイン会社を立ち上げています。その影響かどうかは定かではありませんが、個人的な意見としては、Apple Watchからはあまり彼のデザインに対する情熱を感じることができません。
デザインとしての理由は他にもあり、伝統的な従来の時計達はしっかりとした機能(文字盤の見やすさ、夜光、防水機能、ダイバー用のベゼルや竜頭など)を備えており、その機能全てがデザインに対して影響をしてくる美しさがあると思います。ですがApple Watchは何か冷たい感じがしてどうしても持続可能なデザインには感じられないんです。
例えばカルティエのタンクは100年以上続く普遍的なデザインですが、未だににその芸術性や美しさは評価され多くの愛好家がいて、おそらくこの先の100年もそのデザインは続いて行くのでしょう。メンズそしてレディース腕時計共に絶大な人気があります。
多分、100年後に世界で最初のスマートウォッチとしてApple Watchは紹介されるのでしょうが、このデザインが永遠に続くとは思えないのです。時計愛好家の中にはムーブメントやエンジニアリングに情熱が湧く方達もいますが、自分の場合は機能美にリンクするデザインにどうしても惹かれてしまいます。
例えば、SEIKOとROLEX は同じダイバー用の時計として下記のシリーズを作っているのですが、お互いにそれに対しての解釈は違いそれがデザインに表れている所などはとても興味深いものがあり、価格帯こそ全く違いますが双方ともに素晴らしい時計で、今後もそのでデザインは続いて行くのでしょう。
Apple WatchはMinimalismから出来上がったものだから冷たい感じそして情念が伝わってこないのは当然でダイバーウォッチと比較対照にならないでしょ、と考える方達もいるとは思うのですが、例えばRolex Explorer 1 Ref 1016はどうでしょう。3.6.9のシンプルで研ぎ澄まされたデザインは多くの人達を魅了しています。マジで欲しいです。良い状態のものがあれば投資としても買っておく価値はあります。
理由 2:Relationship
腕時計は絶えず自分の身につけているものの一つで、そんな中腕時計との関係性は一つのパートナーと自分はとらえています。例えば、手巻きの時計であれば毎日朝起きた時にゼンマイを巻いてあげる、自動巻であれば腕時計を動かしてあげてパワーを与えてあげる、そんな関係性があります。つまり自分が止まってしまうと機械式腕時計達も止まってしまうんです。逆を言うと自分が生きている限りは動き続けると言う、そんな強い関係性を感じます。ゼンマイが動いている様はあたかも心臓が動いているようにも見え、何とも愛おしく感じて来るのは自分だけでしょうか。
その反面、Apple Watchは毎日チャージや定期的なアップデートが必要であり、自分と腕時計だけの関係性とは違い、そこには電気やメーカとの関係性が入り込み何かやらされている、やらなければいけない感があります。唯一関係性を感じるのは健康的な面でヘルスケアをしてくれる機能でしょうか。ただ毎日使う体重計や血圧測定器の様な物に自分はどうしても愛着はわきません。やはり一番は充電でしょうか、あの充電待ってる時間なんとかなんないですかね、手巻きでも自動巻でも数秒でできますから。だからいまいち電気自動車に興味がわかないんですよね、少し話しが脱線しましたが、いつかはテクノロジーがこれを解決してくれるでしょう。
それでは、クオーツは?G-SHOCKとか電池でしょ?、と仰る方達もいらっしゃると思うのですが、Gショックってまさにタフな相棒、どんな過酷な状況でも安心して一緒に居られるそんな時計であり、Apple Watchにはそこまでの信頼は置けないですよね。ちなみに下記の記事はベスト5G-SHOCKを上げたものです。
理由 3:価値
自分の場合は投資目的だけで腕時計を買うといったことはまずなく、安くてもいい時計は良いですし、高くてすぐ価値が下がる物でも欲しいものは買いたいタイプです。例えば、車で言えばBMWなんかは買った途端に価値がガーンって下がりますけど、やっぱりBMWって惹かれてしまい、シルキーシックスにシビれます。
そこでなぜ価値と言う言葉を使ったかと言うと、Apple Watchは「使い捨てのテクノロジー」だからです。iPhoneを例にあげると分かりやすいのですが、毎年次から次えとNewモデルが登場しそれに合わせOSもアップデートされ古いものはそのiOSに対応しなくなる現実があります。そしてApple Watchも当然そんなiPhoneと同じ状況と言え、その毎年古くなってしまうテクノロジーに対してお金を払い続けなくてはいけないと言う現実があります。当然テクノロジーが進化するのは良いことなのですが、それに対し我々が負担する部分を時計に対しても使わなくても良いのではと思っています。
対照的に機械式時計の技術は毎年ブラッシュアップされ、自動巻時計の物でもとてもリーズナブルな値段で買うことができます。例えばSeiko SKXは2万そこそこで一生使える腕時計であり、10年に一回の整備で動き続けるとても優秀なムーブメントを持っています。そして何かの時に友達や次の世代に引き継げる素晴らしい価値のあるコレクターズアイテムの一つです。普遍的なデザインは古さは感じさせませんし、osのアップデートや充電の必要もなく生涯共にできる腕時計です。
理由 4:スタイル
シンプルでミニマリズムなスタイルが全ての人に受け入れられる、それがApple Watchの良いところだと思います。ただ自分の場合は時計は一つのファションアイテムなので、靴や帽子などと一緒でその時の状況によってつけるものを選びたいのです。いやいや何個も時計買う必要ないよ、Apple Watchあれば十分って方達もいらっしゃると思うのですが、例えば下記の記事のRolex デイトジャスト 1601は、ストラップを変えるだけでガラッと表情を変えてしまうストラップモンスターで、アンティークなので防水性こそありませんが多種多様、冠婚葬祭から週末のラフなお出かけまでこれ一つあれば他に何もいらないかもしれません。Apple Watchを自分の結婚式で付ける人っていないと思いますし、ちょっとカチッとしたスーツには合わないと思うんですよね。それでもって思ってちょっとかっこいいの見つけたんですけどApple純正のブレスレット(Apple Watch (38mm) ケース用スペースブラックリンクブレスレット)高いんですねー。
理由 5:Horology(時計学)
安くても高くても一つの秀逸な腕時計を手にすると、時計の色々なことを知りたくなります。それは必ずしも深く入り込む必要もなく、例えば、パイロットウォッチとダイバーウォッチの違いやそのブランドの歴史など今まで自分が意識をしてこなかった世界を広げてくれる窓口となってくれるのです。そういうところから得た知識は自分の人生を少し豊かにしてくれますし、そこから始まる人との繋がりで、もしかすると一生の付き合いになる人と出会えるかもしれません。自分がこの時計学についてどこまで詳しいかというと、全くのお子様レベルで本当にお詳しい方からすれば大したことはありません。ただ、趣味のレベルに優劣などありませんから自分が好きな時に好きなだけ調べ、大好きな腕時計を並べながらニヤニヤする、そんな時間が暮らしの中にあるのはとても贅沢なことだと思います。先にも述べた様にApple Watchは使い捨てのテクノロジーですから、常に新しくなければいけませんし、その過去の歴史は古臭くなりそこに芸術性や価値は生まれてきません。
100年後には今のApple Watchは動きませんが、機械式時計は動き続ける事ができます。そこに自分は魅力を感じ探求してしまうのです。
まとめ
以上Apple Watchは買わなくていい、5つの理由をあげましたが、Apple Watchを愛用している方達からしたら色々おっしゃりたい部分多々あると思います。あくまでも私の個人的な見解ですのでご理解いただければと思いますし、もし私の知らないApple Watchの可能性などありましたら是非是非ご連絡いただければと思います。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。